2/15(木) PM10〜 プロフェッショナル

似顔絵




NHK総合TV 2/15(木) PM10〜 プロフェッショナル


http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/index.html

第41回 2007年2月15日 放送予定

己を出さず、自分を出す 〜庭師・北山安夫〜

国内だけでなく海外からも高い評価を受ける孤高の庭師、北山安夫(58)。
代表作の一つ、日本最古の禅寺・建仁寺の潮音庭は、中心に据えられた3つの石が四方からどこから見ても正面に見えるよう計算された枯山水の庭。紅葉が色づく秋には、庭を目当てに多くの観光客が押しかける。
庭師、北山の真骨頂は、その卓越した石組みの技術。「現場で悩むヤツはプロじゃない」と言い切る北山は、現場に入るまでに周到な準備を心がける。自ら山に分け入り、見つけてきた山石と対話する。そして一つ一つの石の形だけでなく岩目や色つやまで考慮し、無限の可能性の中から最善の配置を見いだす。それが空間に奥行きを生み出し、石と樹木という最小限の構成要素で雄大な風景を表現する。
国指定の名庭からわずか5坪の個人の庭まで、常に見る者の心を揺さぶる庭を作り上げる北山の仕事場に密着、北山の職人としての流儀に迫る。



第42回 2007年2月22日 放送予定

迷わず走れ、そして飛び込め 〜専門看護師・北村愛子〜


今、看護師の世界が大きく変わりつつある。専門性の高い知識・技術を身につけた 「専門看護師」という制度が動き出した。問われる医療不信の中で、患者と医療者側が信頼関係を築き、治療の可能性が広がる期待が込められている。
専門看護師は、ガンや感染など9つの分野に分かれる。その中でも、特に生命を脅かすような危機的な状態の患者と向き合うのが、「クリティカルケア看護」専門看護師だ。その第1号の一人として認定を受け、全国の医療現場から注目を集めるのが、大阪府りんくう総合医療センター市立泉佐野病院の北村愛子(43)。
北村は一日中、病棟を駆け回る。医師と看護師、病棟と病棟の連携を図り、「命の分岐点」にある患者の治療や看護の適切な方法を模索することが大きな役目だ。総合病院では、救急外来・集中治療室から一般病棟に移る時などに、担当の看護師も変わる。そのために、患者の容態の経過や精神状態などが見過ごされることがあった。北村は、患者を入院から退院までトータルに看たり、患者の刻々と変わる病状の変化に応じた処置の方針を自ら医師に提案するなど、きめ細かく、適切な看護を提案している。これまでの看護師の枠を越えた働きを求められている。
北村のモットーは、「複雑で、困難な現場にあえて飛び込む。患者さんのためには、迷っている時間はない」。大きな心の痛手を負った患者や家族に、時に、医師や他の看護師に代わって向き合うこともいとわない。
北村の、過酷で猛烈な日々に密着し、新しい看護師のあり方や変わる医療現場を見つめる。


「 出すぎた杭は、誰にも打てない 」〜コンピューター研究者・石井裕

第40回 2007年2月8日PM10〜 放送予定 NHK総合TV プロフェッショナル

http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/index.html

大学マサチューセッツ工科大学。通称、MIT。その中で、名をとどろかせる一人の日本人教授が、石井裕(51)。

石井の研究分野はコンピューターを操るための道具であるインターフェースの研究・開発。石井は、これまでの常識を覆す未来のコンピューター開発に取り組み、世界中から注目を集めている。

石井が考え出した新しいコンピューターの概念は、「タンジブル」。これまでのマウスやキーボードを用いた操作方法ではなく、現実にある身近なモノを触ることで、簡単にコンピューターを操作しようという夢の技術だ。

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