ガイアの夜明け、プロフェッショナル、カンブリア宮殿

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」毎週火曜 PM10〜

8月22日(火) PM10〜 放送 第226回 「食の安心とは?〜情報公開をめぐる 知られざる裏側〜」

http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/index.html

【「成型肉」とは?表示問題と知られざる製造現場】
昨年、ある大手ステーキチェーン公正取引委員会から排除命令を受けた。
そのステーキチェーンは「成型肉」を「ビーフステーキ」として売っていたと指摘されたのだ。「成型肉」とは切り分けられた内臓肉などを接着し、やわらかくして形を整えたもの。
しかし「成型肉」自体は偽装牛肉というわけではないし、問題があるわけでもない。
成型肉」ときちんと表示せずに販売したことが問題にされたわけである。
佐賀県にある「片山畜産食肉」。「成型肉」を製造する会社である。
社長の片山柘利さん(60歳)は言う。「成型肉は偽物の肉ではない。高い技術力によって生まれた肉で、おかげで消費者に安く提供できている。だからレストランや問屋には、成型肉ということをきちんと表記して欲しいし、消費者には加工された商品だと最初からわかって買っていただきたい」
番組ではこれまであまり公開することのなかった製造工程の現場を取材するとともに「正しい情報公開とは何か?」について検証する。

【知っていますか? あなたの食ベ物に入っているもの】
コンビニのおにぎり1個に約10種類、サンドイッチに約20種類の食品添加物が入っているという。食品添加物は、食品の裏側に「原材料名」として記載されている。表示がきちんとされていて、情報が正確に公開されているのであれば、消費者は自らの判断でその食品を選ぶことができる。
食品添加物について「消費者にもっと知って欲しい」と全国各地で講演をして歩く男がいる。安部司さん(55歳)。かつて食品添加物の専門商社に勤めていた安部さんは、講演をしながら、通常あまり見ることのできない加工食品の実態を消費者に見せている。講演会場のその場で添加物を使ってとんこつスープや人工イクラなども作ってみせる。「添加物は単なる悪者ではない。私たちはその恩恵を受けている。ただ、消費者は食品がどうやって作られているかもっと知るべきだし、食品メーカーもきちんと情報公開する必要がある」と安部さんは言う。食品添加物によって作られる加工食品の知られざる裏側を取材。情報公開の必要性や食品表示についても考える。



NHK総合TV 毎週木曜PM10〜  プロフェッショナル

http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/index.html

第24回 2006年8月31日 放送予定 一瞬の美にすべてをかける 〜花火師・野村陽一〜

全国の花火大会で連戦連勝を続ける孤高の花火師、野村陽一、55歳。最も格式の高いといわれる秋田・大曲の花火競技会で2連覇、そして茨城・土浦の競技大会では4連覇を果たすなど、花火界は今まさに、「野村の時代」を迎えている。

野村の花火は圧倒的に美しい。正確な円形、鮮やかな色彩。光の一つ一つが一糸乱れず瞬いては消える。その影には、ミリ単位の精度で花火を作り上げていくという野村のすさまじいまでの執念がある。花火の光の1つ1つを構成する「星」と呼ばれる丸い火薬は、菜種などの「芯(しん)」に水に溶いた火薬を塗りつけて作る。1日に塗る火薬の厚さは0.5ミリ。それを半日かけて天日で完全に乾かす。これを何ヶ月間も、ただただ繰り返していく。それでも出来が気に入らなければ、一からやりなおす。地道な作業を、完ぺきにこなしてこそ、花火は人々の記憶に残るものとなる。その揺るぎない信念を野村は、20年間という長いどん底の中でつかみ取った。希代の花火師、野村陽一の一夏に密着し、職人魂の深奥に迫る。


第25回 2006年9月7日 放送予定 教えられたものは、残らない 〜中学教師・田尻悟郎〜

島根県八束郡東出雲町。この町の公立中学校で行われる英語の授業に、全国から視察が殺到している。授業を行うのは、田尻悟郎(48)。2001年、日本の英語教育界で最も名誉ある「パーマー賞」を受賞。大都市の有名私立中学の誘いをも断り、地方公立中学での教育にこだわる気骨の教師だ。

 田尻の教室は、とにかくうるさい。子どもたちは席を立ち、友達同士で話しあったり、歌ったり。問題を出しても答えは言わず、生徒同士で考えさせる。田尻は、生徒が自ら考えて行動し始めるように、あらゆる手を駆使して、やる気に火をつける。「先生に教えられて学んだものは本物ではない。自分の力でつかんだものしか残らない。教師の仕事は、子ども達の心を開き、やる気をたきつけること。」それが、田尻の信念だ。

 いま、新1年生を受け持つ田尻。1学期最後の7月、授業を通して、生徒達に「子どもからの脱皮」を求める。
 英語という授業の場で、生徒と向き合う教師・田尻の人間育成法に密着する。



カンブリア宮殿 毎週月曜日 テレビ大阪 PM10〜

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/next/index.html

2006年8月28日(月)放送
「ムダで儲ける経営術〜社員の能力を最大限引き出す法〜」
ゲスト:松浦元男(まつうら もとお)  樹研工業(じゅけんこうぎょう)社長

【放送内容】

愛知県・豊橋市にある、樹研工業(じゅけんこうぎょう)。
これまでは大手家電メーカーの下請けが中心の、小さな町工場だった。
会社の名が世界に知れ渡ったのは、「世界最小・100万分の一グラムの歯車」がきっかけ。
しかし「小さすぎて、まだ使い道は決まっていない」と、実用化は進んでいない。
一見ムダに見えたこの先行投資、『技術開発力』『品質管理』のアピールには十分だった。
トヨタ系自動車部品メーカーや、スイスの時計会社からの受注が相次ぐほか、
カメラ付き携帯電話機用のプラスティックレンズ、光通信部品の金型製造で売り上げを伸ばす。現在社員70名。年商30億円。韓国・台湾・シンガポールなど海外にも製造拠点を持つ。
トップ・松浦元男―――
県内の大学を卒業後、セロファン会社に就職。その後プラスチック製品の国際見本市で、
精密機械部品に強く見せられる。会社にカメラ部品の製造を提案したが受け入れられず、
1965年、退社。自ら「樹研工業」を設立した。
松浦は、企業人事制度、労務管理など、従来の「会社経営術」をすべて切り捨てている。
採用は先着順、学歴・国籍・性別は一切問わない。元ヤンキーら若者たちが現場を仕切る。
賃金は、年功序列制。出張するときは、全社員がグリーン車使用。
会議は自由参加。残業は申告制。
定年制は、ない。
そこで、樹研工業社長・松浦元男に聞く。
ムダで儲ける経営術――常識破りの反管理主義で、社員の能力を最大限に引き出す方法とは?