『医療の質マネジメントシステム−質向上につながるISO導入とその

〜 顧客本位の医療を目指す医療機関の方にお勧め 〜
『医療の質マネジメントシステム−質向上につながるISO導入とその事例−』

開催趣旨:
■ 医療安全に対する国民的関心が高まる中、医療機関はこれまで以上に医療の質向上を意識した、有効な取組みを進める必要があります。
■ 安全は質の重要な要素で、医療ミスや医療事故がないことは、質のよい医療の最低条件といえます。医療ミスや医療事故の問題解決のためには、個人を責めるのではなく、業務プロセス(仕事のやり方)、システムに着眼し、実態の把握と改善を行うことが有効です。その業務プロセス、システムが起こし得る医療事故の潜在的な危険を回避できるからです。医療事故対策を含む患者本位の医療への取組みもこれと同じ理由から、病院全体のシステム化が重要な鍵を握ります。
■ このように顧客(患者)本位の医療を継続的に提供できるように、全員が同じ方向を向いて自然に目的を達成できるシステム化にあたっては、顧客(患者)満足を向上させるために質マネジメントシステム(QMS)を構築する方法(必要最低限の要求事項)を規定しているISO9001(品質マネジメントシステム−要求事項)が役立ちます。このような背景を踏まえ、当会では『医療の質マネジメントシステム−医療機関必携 質向上につながるISO導入ガイド(仮称)』を発刊することといたしました。
■ 本書は、医療機関へのISO9001導入の手引きであり、医療の質向上に有効なQMS構築のためのファーストステップを紹介するものです。導入に際して医療従事者が抱きがちな質問とその回答も収録しています。今回の特別講演会では、本書をご利用いただきながら、医療の質向上につながるQMSの構築について、ご理解・お役立ていただくことを目的に開催いたします。
■ 病院経営者、管理者の方をはじめ医療安全に従事する関係者各位に、ご参加・ご活用賜りますようご案内申し上げます。

主 催: 財団法人 日本規格協会

日時/場所: 2006年10月16日(月) 13:00〜16:30  発明会館ホール

東京都港区虎ノ門2-9-14/TEL(03)3502-5499 定 員: 250名

プログラム及び講師(予定・敬称略):

時 間 項 目 / 講 師 (敬称略)
13:00〜13:05 開 会 挨 拶 
(財)日本規格協会
13:05〜13:50 医療の質向上につながる質マネジメント
・医療の質向上と質マネジメントとの関係
・質マネジメントの基本概念の解説(医療の質、顧客、製品、質保証、管理と改善、標準化、人間性尊重)

飯塚 悦功
(東京大学教授)
13:50〜14:50 医療におけるQMSの役割とISO9001の特徴
・QMSとは
・QMSの必要性
・様々なQMSモデル [ISO9001と医療機能評価との差異など]
・ISO9001の特徴

棟近 雅彦
早稲田大学教授)
14:50〜15:00   休      憩  
15:00〜16:20 ISO9001に基づくQMS構築の実際(事例)

永井 庸次
(水戸総合病院院長)
16:20〜16:30 総 合 質 疑


参加料: 一   般:8,400円 (税込み)