カンブリア宮殿 3/26(月)〜NASAが認めた41人の技術屋集団

カンブリア宮殿 

「世の中の“役に立つモノ”を作れ! 〜NASAが認めた41人の技術屋集団〜」

ゲスト:中村義一(三鷹光器 会長)

【放送内容】

世界トップシェアの技術屋集団
東京・三鷹市にある光学機器メーカー三鷹光器は世界をリードする41人の技術屋集団である。天体望遠鏡のメーカーとしてスタートし、そこから生まれた技術は、名だたる大手メーカーを押しのけ20年以上も前にNASAのロケットの観測機器に採用されている。また最近では、脳の微細な患部を見ながら手術できる手術用顕微鏡を開発し、カリスマ医師たちも愛用、一時、北米市場の70%を占めるヒット商品となった。

独創的な社員教育が脅威の技術集団を育てる!入社試験は焼き魚!
そんな三鷹光器で働いているのは、「東大出のエリート」から「中卒」まで。実は技術者に育て上げるには、中卒の方が余計な知識が入っていない分、一番適しているのだと言う。しかも、その入社試験とは、焼き魚テスト。近所の定食屋に、受験者を連れて行き、その食べ方を見れば、いかに神経質で技術者に向いているのかが分かるのだと言う。この焼き魚試験を採用して以来、「1人もハズレはない」と中村会長は自慢する。

団塊世代の退場による技術継承、偽装請負問題、中国の台頭など、日本のモノづくり現場の危機が叫ばれる中、モノづくりの礎となる技術者をいかに育成していくのか。中卒の“金の卵”を一流のマイスターに育て上げ、画期的な開発で世界市場を席巻する三鷹光器の中村義一会長に聞く。

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/next/index.html


2月26日(月)放送 PM10〜

「漫画をビジネスに変えた男!」ゲスト:さいとう・たかを(劇画家)ゴルゴ13

【放送内容】

1968年の連載開始以来じつに39年。日本コミック史上の最長連載記録を更新し続ける『ゴルゴ13』の作者、劇画家 さいとう・たかを(70歳)をゲストに迎える。
手塚治虫らとともに日本のマンガ界を牽引してきたさいとうは、≪漫画をビジネス≫と捉え、それまでの常識を覆してきた。

≪劇画≫という独特のジャンルを開拓。

≪ゴルゴ13≫単行本らの売上、延べ2億冊。(通算500話)

マンガ界に初めて≪プロダクション・システム≫分業制度を導入。出版社を設立、経営。画業50年、70歳を越えてなお、月に200ページに及ぶ連載を抱えるさいとうは、コミックを通して多くの日本人に時代と社会を問い続けてきた。
番組では、「ゴルゴ13」の製作風景を取材するとともに、「ゴルゴ13」を支える裏方・約10人の脚本家を取材。
また、現在インターネットから携帯電話にまで拡がり、フリーペーパーが創刊されるなど活気づく“現在の漫画ビジネス”も取材する。